それほど制動力が高くない内蔵アンプでも軽快に鳴ってくれるWF-G500だが、やはりマルチアンプ接続してウーファーに1ch分の出力を与えてやると、がぜん音に活気が出る。低域のレスポンスが向上し、音にキレとメリハリが出るし、低域にふんばり感が出てくる感じ。だからベースラインが躍動的でノリが良くなるし、解像度が上がって音程もはっきりする。
WF-G500(44,000円/1個・税別)。ダイレクターは別売 |
とくに、ピアノの音の立ち上がりが高域から低域まで全帯域に渡って鋭くなったのと、スネアドラムのキレが抜群に良くなったのが印象的。音場の広がりと奥行きの表現力も向上し、ステージの見通しが良くなった。マルチアンプ化することで、これだけ変わるかというのが実感できる。
この時のクロスオーバー値は、ウーファーのローパスが3.15kHz、-12dB/oct、トゥイーターのハイパスが4kHz、-12dB/oct。ウーファーとトゥイーターのレベルを揃えると、ちょっと賑やかに感じるので、トゥイーターのレベルは-1dBに落としている。
DS-G50を使っていて、もう少し低域が力強ければなあと感じている人がいたら、マルチアンプ化して先にウーファーをWF-G500に替えてみるのもいいだろう。
・DS-G50のウーファー+TW-G500をマルチアンプで鳴らすと?
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