DS-G50のウーファー+TW-G500を
マルチアンプで鳴らすと?

DS-G50付属のパッシブ・クロスオーバーネットワーク使用時でもDS-G50そのままの時よりは音質向上を果たしたDS-G50のウーファー+TW-G500(26,000円/1個・税別)の組み合わせ。とくに中高域の解像度と質感が高まったことで、ワンランク上のスピーカーに替えたような印象を受ける。では、この組み合わせをマルチアンプ駆動するとどうなのか。


パッシブネットワーク使用時には、バランス的に中高域が優っている印象だったのでMZ90PREMIの内蔵クロスオーバーでトゥイーターのレベルを-1dBに設定。クロスオーバーポイントは当初、3.15kHz、-12dB/octに設定してみたが、ヴォーカルあたりがすっきりしない感じがあったので、最終的にはウーファーのローパスが3.15kHz、-12dB/oct、トゥイーターのハイパスが4kHz、-12dB/octで落ち着いた。もちろん、この設定は試聴室の状態でのもので、車載状態ではベストなセッティングが変わってくると思うので、あくまでも参考に。
DS-G50のウーファーとTW-G500を組み合わせてマルチアンプ駆動
その状態で聴いた音は、一言でいうとストレート。パッシブ使用時よりもスピード感を感じるし、DS-G50のマルチアンプ接続時よりも、中高域の解像度と質感が一段と高まった感じだ。とくに感じるのはヴォーカルの雰囲気が良くなったこと。声自体がふくよかに聴こえるし、ヴィブラートなどの細かいニュアンスまで伝わってきて、唄声がより深く心にグッとくる。だから音楽が生き生きとするし、感動も伝わりやすくなる。

音質向上の変化量からいえば、DS-G20のウーファーとTW-G500を組み合わせた時のほうが大きいが、冷静にDS-G20のウーファー+TW-G500の音と、DS-G50のウーファー+TW-G500の音を考えてみると断然、後者のほうがクオリティが高い。マルチアンプシステムを組んでいるDS-G50のオーナーなら、一気にDS-G500にグレードアップする前段階として、トゥイーターだけTW-G500に入れ替える手は大いにアリだ。

DS-G50のトゥイーター+WF-G500をマルチアンプで鳴らすと?
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