マルチアンプ接続することで、スピーカーユニット1個あたり1ch分の出力が使えるようになり、スピーカーの制動力が高まるためか、まず感じたのはパッシブ・クロスオーバーネットワーク使用時よりも音楽の躍動感が高まったなぁということ。DS-G20ウーファー使用時は、パッシブでもマルチアンプでも中低域が軽い印象だったが、ウーファーをWF-G500に替えてマルチアンプ駆動した途端、キレの良さはそのままにベースなどの低音楽器の音が躍動感を伴ってはっきりと聴こえるようになる。
ダイヤトーンDS-G20のトゥイーターとWF-G500を組み合わせマルチアンプ接続で試聴 |
そんな中高域と躍動感が格段に高まった低域が合体することで、トゥイーターもウーファーもDS-G20でマルチアンプ駆動したときよりも、楽しく質感も良い音が楽しめる。やはりトゥイーターを先にTW-G500に交換したときほどの圧倒的な音質向上感は得られないものの、マルチアンプ接続ならば、ウーファーを先に入れ替えてもいいかなぁとも思う。
ただしクロスオーバー調整は、けっこうシビア。クロスオーバーポイント3.15kHz、カットオフスロープ-12dB/octだと、声のあたりにちょっと刺激的に感じる部分がありイコライザーで少し抑えたい感じがするため、クロスオーバーポイントを4kHzまで上げてみると、刺激的な部分は無くなるが声が少し細く感じるようになる。試聴状態では最終的にウーファーのローパスが3.15kHz、-12dB/oct、トゥイーターのハイパスが4kHz、-12dB/octに落ち着いたが、いろいろ試して見る価値はありそうだ。
・DS-G20のウーファー+TW-G500をマルチアンプで鳴らすと?
・DS-G500のページ
・CLUB DIATONE
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