画面サイズはソニーが3.5型なのに対して、パナソニックは4.3型ワイド。パナソニックが一回り大きい。メモリー容量はメディアの違いこそあれ、両方とも8GBだ。
パナソニックCN-MC01は4.3型ワイドモニターを採用 |
ソニーは標高の推移を確認可能 |
ソニーNV-U37のモニターは3.5型 |
自転車や徒歩使用時に気になるバッテリーの持続時間だが、パナソニックは通常使用で4時間。ソニーはノーマルモードで5時間。省電力モードでは、パナソニックが最大約15時間を謳っているが、これは10秒間無操作で画面が消えルート設定やGPSログ動作無しの状態なので、実使用では画面が小さく半透過型液晶を採用したソニーのほうがロングライフといえる。ちなみにソニーは画面を表示したままで自動ガイドオンのスタミナモードで最長約9時間もつ。
メモリーに収録された検索データだが、電話番号はソニーが個人宅を含む約3000万件、パナソニックが個人宅3000万件+タウンページ約850万件。住所検索は両機とも約3500万件で、ジャンル検索はソニーが約200万件に対してパナソニックが約450万件。他にも様々な検索データを収録しているが、数はパナソニックが若干、勝っている。外部から取り込める地点データは、ソニーがプリインストール済みのガイドブックのほか、専用Webサイトからもガイドブックを追加できるし、PetaMapの地点データも利用可能。パナソニックはパナソニックの会員Webサイトにある「おでかけ旅ガイド」から地点データを転送できるほか、Googleマップの地点情報も活用できる。
パナソニックのサイクルコンピュータ |
自転車モードでのルート探索はソニーのほうが多彩。サイクリングロードのデータも収録しており「サイクリングロードを優先」とか「上り購買がゆるい(きつい)道路を優先」など、8種類のルートを選択できる。パナソニックの自転車モードのルート探索は「距離優先」「大通り優先」「細街路優先」の3種類だ。
他にも、ソニーは音楽・写真のほかに動画再生ができて、パナソニックは写真を閲覧できるのみだが、Gアプリによってお散歩ナビ地図や地下鉄路線図、ジオタグ変換、地点登録用KML変換などのアプリを、Webサイトからダウンロードして楽しめたりする。操作の軽快さでいうと、地図の立ち上がりやルート探索が速いパナソニックのほうがより快適だが、ソニーも動作が遅いわけではないし、ジェスチャーコマンドという快適操作機能もある。
大まかに言えば、値段の安さと画面の大きさで選ぶならパナソニック、機能と情報の充実ぶりから言えばソニーといったところだが、細かく見ていくと、パナソニックにあってソニーに無い機能も多々あるので、自らの用途と必要な機能を照らし合わせて選びたい。
・ソニー NV-U37
・パナソニック CN-MC01L