サブウーファー専用機ならではの力強い低音
先に紹介したKX200.2と同じ、キッカーKXシリーズのパワーアンプ。KX200.2とまったく同じコンパクトサイズだが、KX200.2が2チャンネルなのに対し、こちらはサブウーファー専用のモノラルアンプだ。
【インプレッション】
ボディサイズはステレオアンプのKX200.2と同じだが、こちらはサブウーファー専用のモノラルアンプ。さすがに専用機だけあって、サブウーファーの鳴り方はまるっきち違う。低い周波数まで解像度が高く、重心が低くて力強い低音を聴かせる。
それが中低域、中域にも影響してギターのピッキングは力強くなるし、ピアノの音も太くエネルギッシュになる。音が太くなると、レスポンスが削がれて、重く遅く感じることも多々あるが、このアンプの場合はそれは無い。レスポンスの良さを保ったままで全域に渡ってエネルギー感を高めてくれるのが良い。
なお、今回の試聴ではフロントスピーカーのハイパスをクロスオーバー周波数80Hz、カットオフスロープ−6dB/octに設定。サブウーファーのローパスは周波数63Hz、スロープ−24dB/octと非対称に設定。エネルギーの強さからか多少、箱鳴りが気になったので、サブウーファーの低域側にも20Hz、−24dB/octでハイパスをかけた。
【仕様】
■チャンネル:モノラル
■定格出力:200W×1(4Ω)/400W×1(2Ω)
■高調波歪率:-
■SN比:95dB
■周波数特性:10Hz〜160Hz
■消費電流:-
■入力レベル:125mV〜5V/250mV〜10V(ハイレベル)
■サイズ(幅×奥行×高さ):204×210×55mm
■質量:-
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Photo/伊倉道男