カロッツェリア楽ナビのデモカーに乗ってみました
20:12
ちょっと出遅れましたが、楽ナビのデモカーに乗る機会がありました。その感想をお伝えしようと思います。
デモカーはホンダN-BOX。これにラージサイズ・モデルのAVIC-RL910が付いていました。価格はオープンですが、Amazonで調べると10万円未満。8型カーナビを取り付けられるV-BOX用の取り付けキットが15,000円強なので、115,000円前後で購入できる計算です。
まず目についたのは画像の美しさです。HDパネルを採用したおかげもありますが、地図データそのものもHDに合わせてチューニングしています。つまり画質はサイバーナビよりもハイクオリティということ。これには驚きです。そのため地図はくっきりはっきり見えて、文字のジャギーも感じることはありません。とても滑らかです。ヘディングアップ時の地図回転の動きもスムース。TVの映像も含めて、画質は最高レベルと言っていいでしょう。
そのため、地図データも容量を増していて、レスポンスという点ではケンウッドなどに1歩も2歩も譲る感じです。メニュー等の操作は問題ないのですが、地図のスクロールや拡大&縮小時に「もたもたするなぁ」と感じます。それでも、イライラする一歩手前で踏みとどまってるという感じでしょうか。このあたりは、もっと早くなってほしいところですが、大容量データを扱っているため、しようがないのかもしれません。
ナビ機能に関しては安定感抜群です。走行中の道路に自車位置マークがピタッと張り付いて、スムースにトレースするし、クルマの動きに敏感に反応して滑らかに向きを変えます。案内時も的確。ジャスト案内で、曲がるべき交差点の直前で音声案内を行うのでルートを間違えることはないし、交差点拡大図も解像度が高いおかげで一瞬見ただけで目に入ってきます。測位性能の高さといい、案内の確かさといい、一歩抜きん出ていると言っていいでしょう。
さらにスマートフォンとBluetooth接続することで、スマートループの渋滞情報や天気予報といった情報も得ることができます。スマートループ渋滞情報は、以前はサイバーナビと楽ナビとで、情報を収集できる道路の総距離が違っていたのですが、確か2年ほど前から、まったく同じになりました。その距離70万キロとも80万キロとも言われていますが、全国のほぼすべての道路で渋滞情報が可能なのです。この渋滞対応力は、スマートループならではと言えるでしょう。
ただし、サイバーナビにあるスーパールート探索は使えません。スーパールート探索とはサーバー側の高性能なコンピュータで探索したルートをナビ側に送ってくる仕組みで、より高度なルート探索が可能になります。たとえば、目的地へのルートで、少し通り過ぎてもひとつ先の出口で降りて向かったほうが早いといったケースで、通常のカーナビは手前の出口で降りて下道を進むルートを選びます。アルゴリズム的に、距離が長くなるルートは選ばないのです。
しかしスーパールート探索は、遠くの出口で降りたほうが結果的に早く着く場合は平気で先の出口で降りて戻るルートを選択します。このあたりが、サイバーナビならではの頭の良さと言えるでしょう。残念ながら、楽ナビにはこの機能がありませんが、それ以外はサイバーナビと同等です。
さて、音。思っていたよりは良いというのが正直な感想です。サイバーナビでもXシリーズでもないので、音はそれほど期待していなかったのですが、透明感が高くクリアな音が楽しめました。もちろん、ハイレゾ音源を再生できるわけではないし、その点ではサイバーナビや彩速ナビにはかなわないんですが、ハイレゾ音源は持っていないという人は多いと思います。そんな普通の音楽好きには、十分なクオリティでしょう。
スピーカーはカスタムフィットのCシリーズのセパレート2ウェイタイプに替えており、楽ナビ側ではプリインストール済みのN-BOX用の設定に切り替えてチューニングしているそうです。低音が少し膨らみ気味で、ベース等の低音楽器がぼやける傾向はありましたが、音場は自然だし十分な広がりのあるステレオ感も心地の良いものです。これを考えたら楽ナビを入れたのにスピーカーは純正のままではもったいなく、せめてリーズナブルなカスタムフィット・タイプでいいので、スピーカーも入れ替えたいものです。
ちなみにCシリーズはTS-C1730Sは32,000円(税別)。ナビ本体と取り付けキットを含めても15万円あればお釣りがきます。取り付け工賃はまちまちですが、簡単な取り付けなら総額20万円前後で済むでしょうか。
残念な点もあります。それはボイスコントロールがなくなったこと。初代楽ナビから、ボイスコントロールが持ち味だったし、新しくなるごとにその性能は高まっていただけに、ボイスコントロールが無くなったのはけっこうショックです。が、ボイスコントロールを使わない人もけっこう多いと聞くし、スマホのボイスコントロールの進化が早く、いずれそちらに移行することを考えているのかもしれません。
いずれにしても、高性能を使いやすくという本来の楽ナビのコンセプトは何も変わっていないのにはホッとしました。手軽なナビを探している人には、ちょうどよいナビではないでしょうか。個人的には、コンビニのアイコンの下に小さく「P」のマークが付いて、駐車場の有り/無しが一目でわかるのが気に入りました。
デモカーはホンダN-BOX。これにラージサイズ・モデルのAVIC-RL910が付いていました。価格はオープンですが、Amazonで調べると10万円未満。8型カーナビを取り付けられるV-BOX用の取り付けキットが15,000円強なので、115,000円前後で購入できる計算です。
まず目についたのは画像の美しさです。HDパネルを採用したおかげもありますが、地図データそのものもHDに合わせてチューニングしています。つまり画質はサイバーナビよりもハイクオリティということ。これには驚きです。そのため地図はくっきりはっきり見えて、文字のジャギーも感じることはありません。とても滑らかです。ヘディングアップ時の地図回転の動きもスムース。TVの映像も含めて、画質は最高レベルと言っていいでしょう。
そのため、地図データも容量を増していて、レスポンスという点ではケンウッドなどに1歩も2歩も譲る感じです。メニュー等の操作は問題ないのですが、地図のスクロールや拡大&縮小時に「もたもたするなぁ」と感じます。それでも、イライラする一歩手前で踏みとどまってるという感じでしょうか。このあたりは、もっと早くなってほしいところですが、大容量データを扱っているため、しようがないのかもしれません。
ナビ機能に関しては安定感抜群です。走行中の道路に自車位置マークがピタッと張り付いて、スムースにトレースするし、クルマの動きに敏感に反応して滑らかに向きを変えます。案内時も的確。ジャスト案内で、曲がるべき交差点の直前で音声案内を行うのでルートを間違えることはないし、交差点拡大図も解像度が高いおかげで一瞬見ただけで目に入ってきます。測位性能の高さといい、案内の確かさといい、一歩抜きん出ていると言っていいでしょう。
さらにスマートフォンとBluetooth接続することで、スマートループの渋滞情報や天気予報といった情報も得ることができます。スマートループ渋滞情報は、以前はサイバーナビと楽ナビとで、情報を収集できる道路の総距離が違っていたのですが、確か2年ほど前から、まったく同じになりました。その距離70万キロとも80万キロとも言われていますが、全国のほぼすべての道路で渋滞情報が可能なのです。この渋滞対応力は、スマートループならではと言えるでしょう。
ただし、サイバーナビにあるスーパールート探索は使えません。スーパールート探索とはサーバー側の高性能なコンピュータで探索したルートをナビ側に送ってくる仕組みで、より高度なルート探索が可能になります。たとえば、目的地へのルートで、少し通り過ぎてもひとつ先の出口で降りて向かったほうが早いといったケースで、通常のカーナビは手前の出口で降りて下道を進むルートを選びます。アルゴリズム的に、距離が長くなるルートは選ばないのです。
しかしスーパールート探索は、遠くの出口で降りたほうが結果的に早く着く場合は平気で先の出口で降りて戻るルートを選択します。このあたりが、サイバーナビならではの頭の良さと言えるでしょう。残念ながら、楽ナビにはこの機能がありませんが、それ以外はサイバーナビと同等です。
さて、音。思っていたよりは良いというのが正直な感想です。サイバーナビでもXシリーズでもないので、音はそれほど期待していなかったのですが、透明感が高くクリアな音が楽しめました。もちろん、ハイレゾ音源を再生できるわけではないし、その点ではサイバーナビや彩速ナビにはかなわないんですが、ハイレゾ音源は持っていないという人は多いと思います。そんな普通の音楽好きには、十分なクオリティでしょう。
スピーカーはカスタムフィットのCシリーズのセパレート2ウェイタイプに替えており、楽ナビ側ではプリインストール済みのN-BOX用の設定に切り替えてチューニングしているそうです。低音が少し膨らみ気味で、ベース等の低音楽器がぼやける傾向はありましたが、音場は自然だし十分な広がりのあるステレオ感も心地の良いものです。これを考えたら楽ナビを入れたのにスピーカーは純正のままではもったいなく、せめてリーズナブルなカスタムフィット・タイプでいいので、スピーカーも入れ替えたいものです。
ちなみにCシリーズはTS-C1730Sは32,000円(税別)。ナビ本体と取り付けキットを含めても15万円あればお釣りがきます。取り付け工賃はまちまちですが、簡単な取り付けなら総額20万円前後で済むでしょうか。
残念な点もあります。それはボイスコントロールがなくなったこと。初代楽ナビから、ボイスコントロールが持ち味だったし、新しくなるごとにその性能は高まっていただけに、ボイスコントロールが無くなったのはけっこうショックです。が、ボイスコントロールを使わない人もけっこう多いと聞くし、スマホのボイスコントロールの進化が早く、いずれそちらに移行することを考えているのかもしれません。
いずれにしても、高性能を使いやすくという本来の楽ナビのコンセプトは何も変わっていないのにはホッとしました。手軽なナビを探している人には、ちょうどよいナビではないでしょうか。個人的には、コンビニのアイコンの下に小さく「P」のマークが付いて、駐車場の有り/無しが一目でわかるのが気に入りました。
DIATONEの新フラッグシップスピーカー、DS-SA1000がマジでスゴイ!
13:50スマホアプリのサウンドシャキットを聴いてみた
16:37
フルモデルチェンジしたDIATONE SOUND.NAVI、
MZ100シリーズのナビ機能をチェック Vol.2
18:08
クアッドコアCPUの搭載でスマートフォンのような操作感とスマホ並みの速く快適な操作レスポンスを身につけたDIATONE SOUND.NAVIの最新モデル、MZ100シリーズ。今回は、検索機能を見ていこうと思う。
フルモデルチェンジしたDIATONE SOUND.NAVI、
MZ100シリーズのナビ機能をチェック Vol.1
15:31
2012年にMZ60シリーズが登場して以来、初めてのフルモデルチェンジを受けたDIATONE SOUND.NAVI。そのMZ100シリーズの音が大幅にクオリティアップしたことは、すでにユーザーのブログやカーオーディオ専門店のサイト等でも多く語られているので、ここでは後回しにすることにして、まずは、こちらも一新したナビ部分をみていこうと思う。
DIATONE SOUND.NAVIに合う
アンプを探せ【番外編】
0:53
これまで、DIATONE SOUND.NAVIに合う外付けパワーアンプを探すべく試聴を続けてきたが、今回は番外編。外部アンプを使った時、小物アクセサリーの追加でさらに良い音が得られないかの実験である。