DS-G50のトゥイーターをTW-G500に替えてみると?

振動板形状が若干変わった
結論から先に言うと、このシステムアップは、有りだと思う。TW-G500は1個で26,000円。別売のダイレクターが7,200円/1個だから、ダイレクター込みだと左右ペアで7万円を超える出費になるわけだが、中高域の解像度が断然高まるし、質感も明らかに向上する。この音を一度聴いてしまうと、DS-G50そのままの音は、物足りなくなってしまう。


スペックを比べてみるとDS-G50のトゥイーターもTW-G500も使用可能周波数帯域が1.5kHz〜80kHz。出力音圧レベルはDS-G50のトゥイーターが89dBなのに対してTW-G500は88dBと1dB落ちなのだが、情報量が上がったためか、聴感上ではTW-G500を使った時に、中高域がちょっと勝っているように感じる。そのため、トゥイーターのレベルを少し落としたくなるのだが、DIATONE SOUND.NAVIなら、マルチウェイ・タイムアライメント&クロスオーバー設定で調整できるから、DS-G50の付属パッシブネットワークを使ったままでも調整は可能だ。また、DIATONE SOUND.NAVIのPREMIモデルを使い、マルチアンプ構成のシステムを組んでいる人なら、より手軽にベストな状態に調整しやすいかもしれない。
TW-G500はダイレクターなしで販売
DS-G50のトゥイーターを使っていた時は、高域で少し耳に刺さる感じの刺激的な音をわずかに感じていたのだが、その部分は消えてとてもスムースになった。音像の輪郭もシャープになって、定位感が向上するし、音場の拡がり感も向上。情報量が増えたおかげか、空気感も増す印象だ。車載でイコライザーをかけている場合は、調整をゼロからやり直すことになるだろうが、しっかり調整できれば、DS-G50セットの時よりも、大幅にサウンドクオリティが向上したと実感できること請け合いだ。

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