というようにMZ80 +ノーマルハーネスの音を確認したところで、ハーネスを高純度銅7Nに交換してみる。音が厚く太くなったところはMZ60+7Nハーネス同様の傾向だが、MZ80では透明感が増したおかげか、空間の表現力がよりいっそう高まったように感じる。とくに奥行き方向の表現。音像の輪郭がはっきりくっきりするのはMZ60と同じだが、それぞれの音像の前後関係まで、はっきりと感じられるようになる。それに比べると、MZ80+ノーマルハーネスの音もMZ60+7Nハーネスの音も、やや物足りなく感じてしまう。
高純度銅7Nケーブル LE-20PW-7Nは20,600円/税別で別売 |
個人的には、高純度銅7Nハーネスに替えたことで音の変化量が最も大きく感じられたのが、MZ80+ノーマルハーネスの組み合わせ。一度、7Nハーネスの音を聴いたあとに、ノーマルハーネスに戻してみると、なんだか音が薄くなった感じだし音場も平面的に感じてしまう。もちろん、MZ80+ノーマルハーネスでも、相当に実力は高いのだが、それが色あせてしまうほど変化量は大きいのには、正直驚き。より良い音を求める人なら、ぜひとも替えるべきだ。
・CLUB DIATONE
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